我慢ってさ、ホコリみたいなものだと思うんです。
最初のうちは、全然気づかない。
テレビドラマに出てくるお姑さんが、家具の上を指でスーッと撫でて「ここ、ホコリ溜まってるわよ」なんて言う、あの感じ。
あれくらいしないと、自分じゃ気づかないんですよね。
でも、時間が経つと、だんだん積もってくる。
そしてある日、ふとトイレに向かう途中、床の隅にふわっと綿ぼこりを見つけてビックリする。
あの綿ぼこりって、実は最初はほんのちょっとしたホコリだったはず。
それが気づかれないまま積もって、大きくなって、あっちにもこっちにも現れる。
そうなるともう、部屋中が綿ぼこりだらけになって、気づけば“汚部屋”に。
手がつけられなくなるんです。
ホコリって、放っておいても勝手にどこかへ消えてくれるわけじゃない。
だから、どこかのタイミングでちゃんと掃除しなきゃいけない。
掃除のタイミングは人それぞれですよね。
毎日こまめに掃除する人もいれば、ある程度溜めて一気に片づける人もいる。
大事なのは、「掃除する」っていう行動そのものなんです。
このホコリの例え話、実は昔カウンセリングをしていたとき、
「我慢がどれだけ身体に悪いか」を説明するためによく使っていました。
我慢する人って、真面目で責任感が強い人が多いから、
「我慢をやめましょう」と言ったところで、そう簡単にはやめられない。
むしろ「我慢なんて苦じゃありません」って、逆に反論されたりするんです。
そんなとき、ストレートに言うのではなく、全然違う角度から話してみると、
案外すんなり伝わったりするんですよね。
もちろん、「我慢」が全部悪いわけじゃない。
明確な目標があって、期間限定の我慢なら、時には必要なこともあると思う。
……さっき掃除していて、ふとこの話を思い出したので、とりあえずシェアしてみました(^^)
え?「掃除の仕方は?」って?
ん~、どうしよう?